「自分が何をしたいのか、分からない」
その時期が、一番吃音がひどかった。
何をしていいか分からないから、毎日なんとなく過ごしていた。なんとなくバイトして、なんとなく授業に出て、なんとなくスマホをいじっていた。メンタルは常にぼんやりと不安定で、人と話すたびに吃音が出た。
やりたいことがないと、メンタルが不安定になる
やりたいことが見つからない時期は、メンタルが揺れやすい。
自分の軸がないから、他人の言葉に必要以上に傷ついたり、SNSで誰かの充実した生活を見て落ち込んだりする。「自分は何をやっているんだろう」という感覚が常にある。
その不安定さが、吃音を悪化させる。緊張しやすくなる。人と話すのが怖くなる。
挑戦することは怖い。でもやるしかない
やりたいことを見つけるには、いろんなことに挑戦するしかない。でも、挑戦することはとても勇気がいる。
失敗したらどうしよう。向いていなかったらどうしよう。お金の無駄になったらどうしよう。そういう不安が、最初の一歩を重くする。
でも、やってみないと分からない。留学もそうだった。格闘技もそうだった。演技のワークショップもそうだった。最初は怖かった。でも飛び込んでみたら、思ったより怖くなかった。そして、そこで得たものが今の自分を作っている。
軸が見つかった時、メンタルが安定した
いろんなことを試しているうちに、少しずつ「これが好きだ」「これをやっていたい」という感覚が育ってきた。
軸が見つかった瞬間、メンタルがぐっと安定した。何をすべきかが見えてくる。他人の目が気にならなくなる。自分のペースで進める感覚が出てくる。
そして気づいたら、吃音が出る頻度が減っていた。
軸がぶれた時の対処法
軸が見つかってからも、やることが多すぎてぶれてしまうことがある。忙しさに追われて、何のためにやっているのか分からなくなる時。
そういう時は、紙に書き出すようにしている。今自分がやっていること、やりたいこと、大切にしたいことを全部書き出して、整理する。頭の中だけで考えていると堂々巡りになるけど、書くと見えてくる。
過去を振り返ることも有効だ。あの時、何が楽しかったか。あの経験から何を学んだか。それを辿ることで、自分の軸が見えてくる。
焦らなくていい
やりたいことはすぐには見つからない。それでいい。
焦って「やりたいこと」を決めようとすると、本当にやりたいことじゃなくて、「やるべきこと」を選んでしまう。それは軸にならない。
いろんなことを試しながら、少しずつ自分の輪郭を掴んでいく。その過程が、吃音を改善していく過程と重なっている。
ゆっくりでいい。あなたのペースで進めばいい。

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